伝統耐震診断

建物は常に地震発生時以外に置いても微細な振動を受けて建物自体も振動を起こしています。正確には交通機関や各種機械などから人為的に受ける振動や、風や波浪などの自然現象に基づき地盤が小さな振動をしているのです。
伝統耐震診断はこの微細な地盤の振動と、それに起因する建物の振動を同時に計測しその振動データを解析処理する事で建物の振動特性値を求め地震の際に建物がどう地震応答での振動をするかを推測し、耐震補強に役立てる方法です。
実際の計測は地震計を建物近くの地盤面と、建物中央部の2階床面に水平直角方向に建物の短辺方向、長辺方向に設置して数分間振動を測定、これを5回繰り返しデータを収集して解析を行います。

伝統耐震診断について

古民家等の伝統構法の耐震性能を診断します。
この耐震診断は伝統的な建物並びに伝統的建物に現在の建築基準法に定められている在来工法により増改築された混構造の建物の耐震性能を診断し、また耐震改修工事施工後再診断を行うことにより、耐震性能の向上を実際に確認することが可能です。

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■診断費用
伝統耐震診断は、「古民家再生総合調査報告書」に含まれ、費用は50万円(消費税別)です。
こちらの報告書は、伝統耐震診断の他、古民家のコンディションが明確になる古民家鑑定と、床下の状況をロボットを活用し調査する古民家床下インスペクションの3つの内容が含まれております。
※地域によって別途交通費が発生する場合がございます。
※耐震診断後耐震改修が必要な場合は別途耐震改修費用をお見積もりいたします。
※本耐震診断並びに耐震改修を実施することで、住宅リフォームかし保険を伝統的な建物においても付保できます。

■古民家再生総合調査依頼
一般社団法人全国古民家再生協会各支部へお問い合わせください。
伝統耐震診断についてのご不明点やお問い合わせなどはお問い合わせフォームよりご連絡下さい。